「システムを入れても、社内に管理できる人がいない」

これは、システム導入をためらう理由として一番多いものです。
そして、この心配自体はまったく正しいです。

この記事では、担当者がいなくても回るのかを正直に書きます。


結論:持てるが、条件がある

  • IT担当がいなくてもシステムは持てる
  • ただし「困ったときに聞ける相手」は必ず必要
  • 作って納品して終わり、という契約は避ける

運用で実際に発生すること

システムを持つと、こういうことが起きます。

起きること頻度社内でできるか
使い方が分からない導入直後に多いマニュアルがあれば可能
社員の追加・削除ときどき可能(画面から操作できるようにしておく)
マスタの修正(商品・取引先など)ときどき可能
エラーが出たまれ難しい
動かなくなったまれ難しい
機能を追加したい数か月に1回難しい

普段の操作は社内でできます。
問題はまれに起きる異常時で、ここは専門知識が必要です。

つまり、常勤のIT担当は要りません。
必要なのは「そのときだけ連絡できる相手」です。


担当者を置かずに回すための3つの条件

1. 保守契約を結んでおく

「作って納品して終わり」の契約が一番危険です。

半年後にエラーが出たとき、連絡しても
「もう契約が終わっているので別途お見積もりです」となります。

月額いくらで、何をしてもらえるのかを最初に決めておいてください。

2. 社内で変えられる部分を作っておく

商品名・単価・取引先・社員といった、よく変わるものは、
画面から自分たちで直せるようにしておきます。

ここが直せないと、単価が変わるたびに開発会社に連絡することになります。
費用も手間もかかり、結局システムが使われなくなります。

3. 社内に「窓口の人」を1人決める

ITに詳しい人である必要はまったくありません。

「困ったらこの人に言う」「この人が開発会社に連絡する」という
役割だけ決めておく、ということです。

これがないと、誰も報告せずに不便なまま使い続けることになります。


依頼するときに聞いておくこと

  • 保守は月いくらで、何が含まれますか
  • 不具合の連絡から、何営業日以内に対応してもらえますか
  • 商品や社員の登録は、こちらの画面から変更できますか
  • 操作マニュアルは作ってもらえますか
  • 担当者が変わったとき、引き継ぎはできますか

この5つに答えられる相手なら、IT担当がいなくても運用できます。


よくある不安に答えます

社員が使いこなせるか心配です

「毎日使う操作が3クリック以内で終わるか」を基準にしてください。

多機能なシステムほど使われません。
機能を減らすことが、使ってもらう一番の近道です。

開発会社が倒産したらどうなりますか

正当な心配です。だからこそ、次を確認しておいてください。

  • プログラムのデータを渡してもらえるか
  • サーバーは自社名義で契約できるか
  • 一般的な技術で作られているか(特殊すぎると引き継げない)

この3つが押さえられていれば、最悪の場合でも他社に引き継げます。


Gibbleの場合

  • よく変わるデータは、画面から自社で直せるように作ります
  • 操作マニュアルをお渡しします
  • PHP・Laravelという一般的な技術で作るので、引き継ぎが可能です
  • 現役エンジニアが直接対応します

まとめ

  • 常勤のIT担当は不要。必要なのは異常時に聞ける相手
  • 保守契約・自社で直せる範囲・社内の窓口役の3点を用意する
  • データとサーバーを自社で持てば、引き継ぎもできる