業務を効率化したいとき、選択肢は2つあります。
- 既にあるクラウドサービスを契約する
- 自社用のシステムを作る
開発会社の記事なので「作りましょう」と言うと思われるかもしれませんが、
多くの場合、既製サービスで足ります。この記事では判断基準を書きます。
まず費用を比べる
| 既製サービス | 自社開発 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0〜数万円 | 数十万〜数百万円 |
| 月額 | 1人あたり数百〜数千円 | 保守費のみ |
| 使えるまで | 即日〜1週間 | 1〜6か月 |
| 業務への合わせ方 | 業務をサービスに合わせる | 業務に合わせて作れる |
| 機能追加 | 提供元しだい | いつでも可能 |
金額だけ見れば、既製サービスが圧倒的に有利です。
ただし、人数が増えると月額が積み上がるので、そこは計算が必要です。
たとえば1人月1,000円のサービスを50人で使えば、年間60万円。
この規模になると、作ったほうが安くなることもあります。
既製サービスで足りる業務
どの会社でもやり方がだいたい同じ業務は、既製サービスで足ります。
- 勤怠管理
- 請求書の発行
- 経費精算
- 給与計算
- 一般的な顧客管理
これらを自社用に作るのは、正直おすすめしません。
法改正への対応も必要になるため、作った後のほうが大変です。
作ったほうがいい業務
逆に、次に当てはまるなら作る価値があります。
1. 業界特有・自社特有の流れがある
既製サービスに合わせると、かえって手間が増える場合です。
「サービスに入力してから、結局Excelにも転記している」
こうなっているなら、合っていない証拠です。
2. 複数のサービスにまたがっている
受注はAサービス、在庫はExcel、請求はBサービス。
その間を人が手で埋めている状態です。
この「つなぎ」の部分だけを作ると、費用も抑えられて効果が大きいです。
3. その作業に毎月まとまった時間を使っている
目安として、月20時間以上かかっている作業なら検討する価値があります。
時給2,000円換算で月4万円、年間48万円です。
50万円のシステムなら、1年ちょっとで元が取れる計算になります。
判断チェックリスト
3つ以上当てはまるなら、作る側を検討していい段階です。
- 既製サービスを試したが、業務に合わなかった
- 複数のツールの間を、人が手で埋めている
- その作業に月20時間以上かかっている
- 使う人数が多く、月額の合計が大きい
- 同じデータを2か所以上に入力している
併用という選択肢
実は、これが一番現実的なことが多いです。
勤怠や請求は既製サービスに任せ、
自社特有の部分だけを小さく作るという組み合わせです。
全部を1つのシステムにまとめようとすると、費用も期間も跳ね上がります。
Gibbleの考え方
相談の段階で「これは既製サービスで足りますよ」とお伝えすることがあります。
作らなくていいものを作っても、使われずに終わるだけだからです。
その場合は、どのサービスが合いそうかまでお話しします。
まとめ
- どの会社でも同じ業務は、既製サービスで足りる
- 自社特有の流れ・ツール間のつなぎは、作る価値がある
- 月20時間が、検討を始める目安
- 全部作らず、併用が現実的