「やっぱり自分には無理だった」
そう思って、学習用に開いたエディタを閉じたことはありませんか。

先に言っておきます。
僕も一度、転職活動をあきらめました。


僕が諦めたときの話

ポートフォリオまでは、兄の助言もあって意外とすんなり作れました。
問題はそのあとです。

10社ほど応募して、跳ね返されるばかりでした。

全部が書類落ちだったわけではありません。最終選考まで行ったところもありました。
それでも、最後にむなしく落ちました。

こういう手が届きそうで届かなかったときが、いちばんきついです。
本当に落ち込みました。この時はどん底でしたね。

そこで僕は、転職活動をやめました。

だから、今このページを開いている人の気持ちは、たぶん分かります。
「向いていなかったんだ」と思って閉じたくなる、あの感じです。


結論:後悔するのは「諦めた人」ではなく「手を止めた人」

僕は転職活動をやめました。でも、プログラミングはやめませんでした。

「就職がだめなら、個人で仕事を受けよう」と思って、LaravelでHPを作っていました。

そうしているうちに、兄からある程度の実力を認めてもらえるようになって、
会社を紹介してもらい、面接を経て、24歳でエンジニアになれました。

運もあったと思います。
ただ、スキルを身につけていなければ、そもそもこんな話は来ませんでした。

転職はいったんあきらめていても、手だけは動かし続けた。
それが運を引き寄せたんだと思っています。

なので、この記事で言いたいのはこれです。

転職活動は、諦めてもいいです。しんどいので。
ただ、手を止めないでください。


理由1:辞めた原因は、たいてい才能ではない

多くの人は、次のような瞬間に諦めます。

  • エラーが1週間解決できなかった
  • 教材が理解できなかった
  • 周りの学習者が自分より早く進んでいた

ただ、現場で働いてみると分かります。
現役エンジニアも、毎日エラーで詰まっています。

違うのは、詰まったときに「エラー文を読む → 仮説を立てる → 切り分ける → 調べる」という手順を知っているかどうかだけです。

この手順は才能ではありません。教われば身につきます。
そこを知らずに「向いていない」と判断してしまうのが、一番もったいないです。


理由2:市場はまだ、未経験を必要としている

よく言われること実際
未経験は採用されない「勉強しただけの人」が採用されなくなった
ポートフォリオは意味がない教材のコピーに意味がなくなった
AIがあるからエンジニアは不要AIを使いこなす前提の人材が求められている

つまり、基準が上がっただけで、道が閉じたわけではありません。
説明できる作品を1つ持っているだけで、いまだに他の応募者と大きく差がつきます。


理由3:あのとき積んだ経験は、消えていない

半年やって辞めた人は、こう思っています。
「あの時間は無駄だった」

そんなことはありません。

  • 変数・条件分岐・ループの感覚
  • エラーが出たときの緊張感
  • ターミナルへの抵抗のなさ

これらは、完全なゼロの人と比べて明らかに有利です。
一度挫折してから再開した人は、2回目の立ち上がりがとても速いです。「何が分からないか」が分かっている状態から始められるからです。


折れかけたSさんに、僕が伝えたこと

知人にひとり、僕が伴走してエンジニア転職したSさんがいます。
Sさんも、転職活動で心が折れかけていました。

書類が落ち続けたある日、こう言ってきました。

エンジニア未経験歓迎のSESに応募してもいいですか

完全にメンタルがやられていたので、僕はこう止めました。

今はポートフォリオができてすぐやろ。ここで諦めたら、作った時期からどんどん空いてしまう。
面接のときの温度感も冷めるし、作ってすぐなら聞かれても答えやすいやろ。

仮に今SESに行っても、コードは書けずに、辞めたくても履歴書を汚さないために最低1年は無駄になるだけやで。

そこからひたすら応募を続けてもらって、やっと合格をもらえました。
結果、6カ月で転職成功です。今はごりごりのエンジニアになっています。

あのとき止めていなかったら、たぶん今の結果はありません。
落ち続けている時期は、誰でも判断を誤ります。だから、そばに人がいるかどうかで結果が変わります。


もう一度やるなら、変えるべきたった1つのこと

再開するときに、教材を変える必要はありません。
変えるべきは「一人でやらないこと」です。

挫折の正体は、ほとんどが「止まっている時間」です。

  • 1つのエラーで3日止まる → やる気が消える
  • 何を作ればいいか分からず1カ月止まる → 熱が冷める

僕が数年止まったのも、まさにこれでした。
動き出したきっかけは、教材ではなく兄という聞ける相手ができたことです。

無料のコミュニティでも、SNSでも構いません。
「一人で抱え込まない仕組み」を先に作ってから再開してください。


再開する人のための、最初の3ステップ

ステップ1:ゴールを1つだけ決める

「エンジニアになる」ではなく、「6カ月後に、説明できる作品を1つ持って応募する」まで具体化します。

ステップ2:作るものを先に決める

教材を最後までやってから作る、では絶対に間に合いません。
作りたいものを決めて、それに必要な分だけ学ぶほうが圧倒的に速いです。

ちなみに僕が作ったのは、自問自答クイズアプリでした。
当時、彼女が管理栄養士を目指して勉強していて、間違えた問題だけを集めた問題集をスマホで作れたら便利だろうなと思ったからです。

ステップ3:詰まったときの逃げ道を用意する

30分考えて分からなければ聞く。この決め事だけで、挫折率は大きく下がります。


よくある質問

Q. ブランクが1年以上あります。もう遅いですか?
A. 遅くありません。僕は数年止まってから、24歳でエンジニアになりました。ブランクより「今から何をするか」のほうが見られます。

Q. 一度落ちた会社に、また応募してもいいですか?
A. 期間が空いていて、作品が変わっているなら問題ありません。

Q. 転職活動がしんどくて限界です。
A. 一度止めていいと思います。僕も止めました。ただ、コードを書くのだけはやめないでください。そこが残っていれば、道はまたつながります。


まとめ

  • 僕も10社落ちて、最終選考でも落ちて、一度あきらめた
  • それでも手を止めなかったから、24歳でエンジニアになれた
  • 辞める原因は才能ではなく、詰まったときの手順を知らないこと
  • 積んだ経験は消えない。2回目の立ち上がりは速い
  • 再開するなら、教材ではなく「一人でやらない」を変える

転職活動を諦めることは、失敗ではありません。
僕も諦めました。それでも今、エンジニアとして仕事をしています。

本当にもったいないのは、諦めたことではなく、そこで手を止めてしまうことです。

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