ポートフォリオは完成した。でも、これで通用するのか分からない。
この状態で応募すると、落ちた理由が分からないまま数を消費します。
企業は理由を教えてくれないからです。
僕は未経験の方の作品を添削しています。実際に何を見て、何を指摘しているかを書きます。
なぜ自分では気づけないのか
理由はシンプルで、「動いているかどうか」しか判断基準がないからです。
実務では、動いていても直すことがあります。
- 動くけれど、他人のデータが見えてしまう
- 動くけれど、データが増えると重くなる
- 動くけれど、次に触る人が読めない
この視点は、実務を経験するか、経験者に見てもらうしか手に入りません。
添削で、いちばん多い3つ
正直に書きます。送られてくる作品で多いのは、この3つです。
- 教材どおりの箇所が多い
- AIで作ったんだろうな感があふれている
- 「これ、どうやって実装したんですか?」と聞くと答えられない
3つ目が本丸です。
教材を使うのも、AIを使うのも問題ありません。説明できないことが問題です。
AI感については、コードを見れば分かります。
他の部分は初学者らしい書き方なのに、ある箇所だけ妙に整いすぎているからです。
具体的に指摘している内容
1. セキュリティ(最も重大)
| よくある問題 | 何が起きるか |
|---|---|
| 他人のデータが見えてしまう | 権限チェック漏れ。実務では重大事故 |
| パスワードを平文で保存している | 論外の扱いになる |
| SQLを文字列連結で組み立てている | SQLインジェクションの危険 |
.env をGitHubに上げている | 一発でアウト |
1つ目は自分で確認できます。
別のアカウントでログインして、他人のデータのURLを直接開いてみてください。見えたらアウトです。
2. 書き方が統一されていない
実務で僕が一番よく指摘されるのが、実はここです。
Ahagate
ahaGate
AhaGate
aha_gate
どれが正解ということはありません。混ざっていることが問題です。
作品の中だけでも揃えると、読む人の印象がまったく変わります。
3. 見せ方(READMEと公開状態)
- 1行目が「Laravelで作成したWebアプリです」になっている
- テスト用アカウントが書かれていない
- URLを開くとエラーが出る
見る側は忙しいです。ログイン画面で止まった時点で閉じられます。
4. 企画(ストーリーがあるか)
「誰の、どんな困りごとを解決するのか」が言えるかどうか。
大したアイデアである必要はありません。
僕が作ったのは、彼女が管理栄養士の勉強をしていたので、間違えた問題だけを集められるクイズアプリでした。身近な人の困りごとで十分です。
添削で必ず聞くこと
コードを読む前に、いつも同じ質問をします。
このボタンを押したら、どうなっていますか?
理由があります。僕が面接で、これに答えられずに落ちたからです。
当時、コードは軽く見られただけでした。その代わりにこう聞かれたんです。
画面読み込みのぐるぐる(ローディング)について聞かれていたのですが、「ルートからコントローラーで…」という話しかできませんでした。
自分で作ったアプリなのに、です。
だから添削では、ここが分かっているかを先に確認します。
そして理解できていなさそうだったら、何回でも教えます。1回で分かる人のほうが少ないので、そこは気にしなくていいです。
無料で添削してもらう方法
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 現役エンジニアの無料添削 | 実務目線で見てもらえる | 枠に限りがある |
| SNSの添削企画 | 手軽 | 表面的な指摘で終わることも |
| 学習コミュニティ | 無料 | 回答が来ないことがある |
| AIによるレビュー | いつでも何回でも聞ける | 設計や企画の妥当性は判断できない |
AIは有効です。ただし限界があります。
AIは「あなたが何を分かっていないか」を知りません。そこは人に見てもらうほうが早いです。
依頼するときのコツ
送るべき情報
- 公開URLとテスト用アカウント
- GitHubのURL
- 誰の何を解決するアプリか(1行)
- 自分で気になっている箇所
やってはいけないこと
- 「どうですか?」とだけ送る(見る側が何を答えればいいか分からない)
- 未完成の状態で送る(先に動く状態にする)
- 指摘に反論する(意図があるなら説明はOK)
添削を受けたあとにやること
- 「なぜダメか」まで理解する(分からなければ聞き返す)
- セキュリティ → 見せ方 → 書き方の順で直す
- 直した内容を記録する
3つ目が地味に効きます。
「指摘を受けて、こう直しました」という話は、そのまま面接で使えます。
AhaGateの無料添削について
- LINEで作品のURLを送るだけ
- 営業は一切しません
- 途中まで作った状態でもOK
- 企画段階の相談も歓迎
見ているポイント
- セキュリティ(他人のデータが見えないか)
- 書き方が統一されているか
- READMEの1行目に「誰の何を解決するか」があるか
- 押したときに何が起きているかを説明できるか
最後の項目は、分かるまで一緒に確認します。何回聞いてもらっても構いません。
よくある質問
Q. 未完成でも見てもらえますか?
A. 見られます。むしろ企画段階のほうが直しやすいです。作り切ってからだと、やり直しが大きくなります。
Q. AIで作った部分があります。
A. 問題ありません。ただ「どうやって実装したか」を聞くので、そこは読んでおいてください。
Q. 何回でも見てもらえますか?
A. 直したあとの再確認も歓迎です。1回で分かるほうが珍しいので、気にしないでください。
まとめ
- 自分では気づけないのは「動いているか」しか基準がないから
- 添削で多いのは「教材どおり」「AI感」「実装を説明できない」
- 必ず聞くのは「このボタンを押したらどうなっていますか」
- AIも使えるが、設計や企画の妥当性は判断できない
- 指摘は「なぜダメか」まで理解する。分からなければ何回でも聞く
落ちた理由が分からないまま応募を続けるのが、一番もったいないです。
1回見てもらうだけで、直す場所がはっきりします。
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